2008年3月アーカイブ

家を借りて移住する予定の富士町に、西日本新聞の安武さんが講演に来られるというので、これは何かの縁と思って聞きに行きました。佐藤さんの講演は何度も聞いたけど、安武さんは初めてで久しぶりに新鮮な気持ちで講演に望めました。

安武さんはご自身の経験、奥さんの体験(早寝早起き玄米生活 ~がんとムスメと、時々、旦那~)を元に食と健康の話しをされたので、もう全然説得力が違う。弁当の日の話しやスライドもたまりません。

大切なことってなぜか忘れがちで困ってしまうけど、こうして時々思い出すこともできるし、自分でも芯から感じられるからありがたい。

2年前、研修が終わって。1年前、移住を考えて。今年、移住を決意して。今書いて呆れてしまったけど、3年に渡って農地を探し続けました。農地というより、自分がこれから生きていく場所を探したかった。街中で生まれ育って、田舎や自然への憧れや興味はあったけど、ふるさとと呼べる場所が無く、農業に触れてから、根をおろしていないことへの漠然とした不安があった。自由を求めて、アメリカへ、トウキョウへ、アジアへ行ったのに、それがこうなるんだからミライはどうなるか分かったもんじゃない。

条件は?と聞かれても、はっきりとは言えず、まずはどういうところがあるか見てみたいというのが正直なところで、福岡周辺を見て回った。できるなら車がバンバン通る道やパチンコ屋があるところは避けたいとは考えていた。販売が難しくなるのは承知の上で、どこまで田舎へ行けるかがテーマだった。将来的に買うことができるぐらい地価が安いというのもポイント。

限界集落と呼ばれる山間地の集落が問題になっているが、まさにそういうところもターゲット。そういう中で感じたのが、そもそも国土ってなんだろうということ。もし住む人も、そして積極的に利用しようとする人もいなければ、そこが国土である必然性はない。狭い意味での貨幣価値で見て、今の山間地はお荷物なのだろう。昔は太陽エネルギーをできるだけ利用しなければ生きていけなかったから、領土を競って戦争があり、国ができていったけど、今は太陽をいかにUVカットで遮るかしか考えてないし、化石エネルギーや核エネルギーや欲望エネルギーでまわっているから、本当に必要なんだと心から思っている人が少ないから、田舎軽視や1次産業軽視になるのも当然なんだろうなぁと、自分でも思う。(別に「何となく"都会"がカッコイイと感じる気持ち」問題や「楽しいことしよう」問題があって、それは個人的にまだまったく整理ができていない。)

話しがずれたが、新規に農業を中心にして食べていく生活を始めるのは、多くを求めさえしなければ不可能ではないのかなぁと思う。思うという程度しか言えない現状ですが。僕としては新規参入の有機農家がなんとなくやっていけるモデルを作りたいというのもあるけど、それ以上に、僕自身がマチからムラに移り、生活スタイルを変え、価値観も変わって、それでどうなっていくのか、とても楽しみにしています。

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一平農園

田中一平&安武久美子

佐賀市富士町&三瀬村

Tel&Fax 0952-57-2662

少量多品目の露地野菜とお米を、農薬・化学肥料を使わず育て、身近な人々に直接お届けしています。

詳しくは「一平農園について」を読んでください。

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